システム管理

ファイルとディレクトリのレイアウト

以下のファイルとディレクトリが作成されます。

ファイル、または、ディレクトリ 説明
. FIWARE Big Bang のルートディレクトリ。これは、lets-fiware.sh コマンドを実行したディレクトリです。
./docker-compose.yml FIWARE GE の構成情報を持つ docker compose 用の構成ファイル。
./.env docker-compose.yml ファイルの環境変数を含むファイル。
./Makefile make コマンド用のファイル。
./config Docker コンテナを実行するための構成ファイルを含むディレクトリ。
./config/keyrock/whitelist.txt Keyrock の電子メール・ドメインのホワイトリスト。詳細については、Keyrock のドキュメント を参照してください。
./data Docker コンテナを実行するための永続データを含むディレクトリ。
/etc/letsencrypt サーバ証明書ファイルがあるディレクトリ。
/var/log/fiware ログファイルがあるディレクトリ。
/etc/rsyslog.d/10-fiware.conf rsyslog の構成ファイル。CentOS Stream, Rocky Linux または AlmaLinux の場合、ファイル名は 'fiware.conf' です。
/etc/logrotate.d/fiware logroate の構成ファイル。
/etc/cron.daily/fi-bb-cert-renew cron の設定ファイル

システム管理用 make コマンド

You can manage your FIWARE instance with make command. Run the make command in a directory where you ran the lets-fiware.sh script.

Command Description
admin 管理者ユーザのユーザ名とパスワードを表示
get-token OAuth2 アクセス トークンを取得
multi-server マルチサーバ・インストール用の変数を表示
mqtt MQTT 関連の変数を表示
subdomains サブドメインのリストを表示
collect システム情報の収集
log FIWARE Big Bang のログを出力 (/var/log/fiware/fi-bb.log)
log-dir ログ・ディレクトリ (/var/log/fiware) 内のファイルを一覧表示
logrotation ログ・ファイルをローテーション
ps FIWARE インスタンスの Docker コンテナを一覧表示
build FIWARE インスタンス用の Docker コンテナをビルド
up FIWARE インスタンスの Docker コンテナを作成して起動
down FIWARE インスタンスの Docker コンテナを停止して削除
clean !注意! すべてのデータを含む FIWARE インスタンスをクリーンアップ
restart-wilma Wilma コンテナを再起動
nginx-test nginx の設定をリテスト
nginx-reload nginx の設定をリロード
cert-renew すべてのサーバ証明書を更新
cert-revoke !注意! FIWARE インスタンスのすべてのサーバ証明書を取り消す
cert-list FIWARE インスタンスのサーバ証明書ファイルを一覧表示

ログ・ファイル

/var/log/fiware ディレクトリに FIWARE インスタンスのログ・ファイルが作成されます。また、 ログ・ファイルは定期的にローテーションされます。/etc/logrotate.d/fiware ファイルを確認ください。

サーバ証明書

インストール時に、サーバ証明書が自動的に作成されるか、既に存在する場合は再利用されます。それらは cron ジョブによって更新されます。/etc/cron.d/fiware-big-bang ファイルを確認してください。また、 make コマンドを使用して、サーバ証明書を手動で更新または取り消すこともできます。

別のマシンに NGSI Go の環境を作成する方法

NGSI Go のセットアップ

別のマシンで NGSI Go をセットアップするには、https://github.com/lets-fiware/ngsi-go を参照してください。そして、マシン上で setup_ngsi_go.sh スクリプトをコピーして実行します。 管理者の電子メールとパスワードの入力が必要となります。