Installation

サポートしている FIWARE GEs とサードパーティ・オープンソース・ソフトウェア

サポートしている FIWARE GEs

  • Keyrock
  • Wilma
  • Orion
  • Orion-LD
  • Mintaka
  • Cygnus
  • Comet
  • Perseo
  • QuantumLeap
  • WireCloud
  • Ngsiproxy
  • IoT Agent for UltraLight (over HTTP および MQTT)
  • IoT Agent for JSON (over HTTP および MQTT)

サポートしているサードパーティ・オープンソース・ソフトウェア

  • Node-RED
  • Grafana
  • Apache Zeppelin (実験的サポート)
  • Mosquitto
  • Elasticsearch (コンテキスト・データを永続化するためのデータベースとして使用)

要件

仮想マシン

パブリック IP アドレス (グローバル IP アドレス) を持つ仮想マシン、またはネットワーク機器を介して インターネットからアクセスできる仮想マシン

サポートしている Linux ディストリビューション

FIWARE Big Bang は、Linux ディストリビューションとして Ubuntu, Rocky Linux および AlmaLinux をサポートしています。 推奨の Linux ディストリビューションは Ubuntu 22.04 です。

ドメイン名

ドメイン名で Web アプリケーションや API にアクセスするには、独自のドメイン名が必要です。 サブドメイン名を使用して、各 Web アプリケーションまたは APIs にアクセスできます。

インターネットに公開されるポート

FIWARE Big Bang によってインストールされた Web アプリケーションと APIs は、次のポートを使用します。

  • ポート 443 (HTTPS) は Web アプリケーションと API で使用します
  • ポート 80 (HTTP) を Let's encrypt 使用してサーバー証明書を取得するために使用します
  • ポート 1883 は、MQTT を有効にすると、Mosquitto が使用します
  • ポート 8883 は、MQTT TLS を有効にすると、Mosquitto が使用します

前提条件

セットアップ・スクリプトを実行する前に、A レコードまたは CNAME レコードを使用して、FIWARE GEs のサブドメイン名を DNS に登録する必要があります。

  • keyrock.example.com
  • orion.example.com

使用方法

FIWARE Big Bang の tar.gz ファイルをダウンロードします。

curl -sL https://github.com/lets-fiware/FIWARE-Big-Bang/releases/download/v0.37.0/FIWARE-Big-Bang-0.37.0.tar.gz | tar zxf -

FIWARE-Big-Bang-0.37.0 ディレクトリに移動します。

cd FIWARE-Big-Bang-0.37.0/

独自のドメイン名とパブリック IP アドレスを指定して、lets-fiware.sh スクリプトを実行します。

./lets-fiware.sh example.com XX.XX.XX.XX

コマンド構文

この lets-fiware.sh コマンドには 2 つの引数を指定します。最初の引数はドメイン名です。2番目はパブリック IP アドレスです。仮想マシンにパブリック IP アドレスが持っている場合は省略できます。

./lets-fiware.sh DOMAIN_NAME [PUBLIC_IP_ADDRESS]

例:

  • ./lets-fiware.sh example.com
  • ./lets-fiware.sh example.com XX:XX:XX:XX

構成

config.sh ファイルを編集して構成を指定できます。詳細については、以下の各ドキュメントを参照してください。

マルチ・サーバのインストール

マルチ・サーバのインストールでは、FIWARE GEs やその他の OSS を複数のサーバにインストールできます。 詳細については、このドキュメントを参照してください。

ポートを公開

Docker コンテナで実行されている一部の FIWARE GEs およびその他の OSS は、サービスのポートを公開できます。 詳細については、このドキュメントを参照してください。

設定例は次のとおりです:

例 1

Orion Context broker を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion

例 2

永続的なコンテキスト・データを PostgreSQL に保存するには、Cygnus と PostgreSQL を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
CYGNUS=cygnus
CYGNUS_POSTGRES=true

例 3

時系列コンテキスト・データを永続化するには、Comet と Cygnus を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
COMET=comet
CYGNUS=cygnus

例 4

Basic 認証を使用して、IoT Agent for UltraLight 2.0 over HTTP を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
IOTAGENT_UL=iotagent-ul
IOTAGENT_HTTP=iotagent-http
IOTA_HTTP_AUTH=basic

例 5

IoT Agent for UltraLight 2.0 over MQTT TLS を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
IOTAGENT_JSON=iotagent-json
MOSQUITTO=mosquitto
MQTT_TLS=true

例 6

WireCloud を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
WIRECLOUD=wirecloud
NGSIPROXY=ngsiproxy

例 7

Node-RED を構成します。

KEYROCK=keyrock
ORION=orion
NODE_RED=node-red